ダイエットの基礎知識1

人間の身体は、摂取したエネルギーを消費して生きています。
これが基本です。
摂取エネルギーと消費エネルギーが同じであれば、太ることはありません。
ところが、消費エネルギーが下がると、摂取エネルギーが余ってしまいます。

摂取エネルギー>消費エネルギー

少々乱暴な考え方ですが、このときの残りが、脂肪として蓄積されます。

人間は基礎代謝と呼ばれるエネルギーの燃焼があります。
生きている限り、さまざまなエネルギーが必要になりますが、もっとも基礎的なものが基礎代謝です。
単純に20代女性とした場合、1日で1,200kcal必要であるとされています。
男性のほうが多くなりますが、なにもしていなくてもこれぐらいは消費されているのです。
これに、仕事などの活動で消費されるカロリーをプラスすると、1日で消費される量がわかります。

もう少し見方を変えてみましょう。
1kg痩せたいとします。
これが体脂肪だった場合、どれぐらいのカロリーがあるのかを知ると、目安になるはずです。
1kgあたり、7,000kcalもあります。

たった1kg痩せようと思ったら、

消費からリー+7,000kcal=摂取カロリー

この図式を作り上げなければいけません。
いかに困難なことかがわかるでしょう。

これだけのカロリーを運動だけで消費するとしたら、1kg痩せるためにとんでもない量の運動をしなければいけません。

ある程度、運動消費カロリーは計算できています。
有酸素運動として知られているジョギングでも3.6cal/kg/sです。
わかりにくい単位なので、もう少しわかりやすくすると、50kgの人が1時間ジョギングすることで消費されるカロリーは648kcalでしかありません。
脂肪1kgを消費しようとしたら、なんと11時間もの連続ジョギングが必要です。
もちろん、この間に水分も消費しますので、一時的にはもっと短い時間でも痩せたような気持になります。
しかし、補給すれば元に戻ってしまうのですから、この減少はなんの意味もありません。

ちなみに、サウナに入って汗を流しても実は痩せてはいません。
体内の水分が搾り取られただけのことで、補給すれば元に戻ってしまいます。
ボクシングの選手が土壇場の減量に使ったりしますが、汗をかいて体の水分を限界まで減らすだけであって、体脂肪が燃焼することを狙っているわけではないのです。
このときには、すでに燃焼して減らせるような脂肪も残っていないため、本当の最終手段として使われることがあります。
普通に考えたら、そりゃ痩せるわけがないということが見えてくるでしょう。

プロフィール

みなさん、こんにちは。
たまいです。

接骨院の院長をしながら、プロの格闘技家もしています。
かなり少ない女性の接骨院の院長として群馬県の館林市で活動しておりますが、学生時代はソフトボールの選手でした。
その経験を生かして、女性目線を含め、トレーニングに関する情報発信をしていこうと考えおります。
ほかにはない質の高いトレーニングや知識をご紹介していきますので、末永くよろしくお願いいたします。

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