ダイエットの基礎知識3

前回はダイエットと筋肉の関係を紐解いてみました。
基礎代謝につながる筋肉は、消費カロリーを増やすためには欠かせない存在です。
では、どれぐらい消費するのかといえば、筋肉1kg増えると13kcalの基礎代謝が増えると考えられています。

これはずいぶん少ないのではないかという人は正解です。
筋肉1kgの消費できるカロリーは思っているよりも少ない量しかありません。
では、トレーニングなどいらないのではないかというのは早計です。

ダイエットをすると、筋肉も減少するというのが基本です。
この筋肉を維持していかないと、基礎代謝も減少してしまいます。
筋肉を付ける運動は、無酸素運動が中心となりますが、ダイエットをしたいという人は、ビルドアップしたいわけではないでしょう。
ならば、有酸素運動をしながら、体脂肪を燃焼させ、筋力を維持していくことで痩せやすい身体を作り上げられます。
1kgの筋肉が13kcalの基礎代謝のアップにしかならなくても、長い目で見ればそれだけ消費しやすくなったことにデメリットはありません。

筋肉量が増えると、内臓の動きが活発になることもわかっています。
内臓機能も鍛えられ、ここでも基礎代謝がアップするのです。
さらに、トレーニングすることで、血流も早くなります。
その分だけエネルギーが送りだされ、中性脂肪などの変換も早くなります。
実際にエネルギーを消費している筋肉は、運動するのに使われる骨格筋だけではありません。
内臓を動かしている筋肉もエネルギーを消費します。
つまり、筋力維持のトレーニングをすれば、必然的にさまざまなところでエネルギーを消費しはじめるということです。
それも、健康的な身体を作りながら、ダイエットへ迎えるという結論になる亜でしょう。

ここまで計算すると、基礎代謝はもっと増大しているという研究結果もあります。
その計算で行けば、筋肉が500g増えると基礎代謝は50kcal生み出すという結論です。
ここまでくると、馬鹿にできない量の増加が見込めてきます。

問題は、筋肉量を維持したり増やしたりするだけでいいのかという点です。
確かに健康的な体になり、消費エネルギーも増加します。
ただ、食事もおいしく感じてしまうでしょう。
ここで食べ過ぎてしまえば、消費分も意味がなくなります。
摂取カロリーは抑えながらも、トレーニングをして消費カロリーを減らすという何段もの構えが必要になるのです。

だからこそ、さまざまな知識が必要です。
プロのトレーナーがついたりしてダイエットプログラムを作り上げるのは、素人ではとても難しいからというのがわかるでしょう。
バランスのいい食生活とともに、トレーニングをして初めてダイエットは成り立っていくからです。

プロフィール

みなさん、こんにちは。
たまいです。

接骨院の院長をしながら、プロの格闘技家もしています。
かなり少ない女性の接骨院の院長として群馬県の館林市で活動しておりますが、学生時代はソフトボールの選手でした。
その経験を生かして、女性目線を含め、トレーニングに関する情報発信をしていこうと考えおります。
ほかにはない質の高いトレーニングや知識をご紹介していきますので、末永くよろしくお願いいたします。

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