地中海式ダイエットのピラミッド前半部分

■毎日食べても痩せられる

地中海式ダイエットの図は、三角形になっており、9段階の底に向かうほど重要です。
一番下は野菜や豆類、キノコなので、ダイエットならわかりやすい食品たちが並んでいます。
これらの野菜は、できるだけ地元の新鮮なもので、食物繊維をとりながら、抗酸化作用のある野菜を積極的に食べるのがポイントです。
地中海地方では、和食の2倍も野菜を食べているのがわかっています。
これが、活性酸素の発生を抑え、がん予防にも役立っていると考えられてきたからです。
ダイエットとしてみても、低カロリーで多くの栄養素を含むため、積極的に摂取していくべきでしょう。

下から二番目には、パスタやパンが挙げられています。
一般的には主食としてとると、太るとされている食品群です。
しかし、これも地中海式ダイエットなら問題ありませんが注意事項があります。
ここに使われる炭水化物は、精製されたものではなく、全粒粉を使ったものにしなければいけません。
これが大きなポイントで、全粒粉で作られたものは、血糖値の上昇を抑えることがわかっています。
つまり、炭水化物を抜かなくても、血糖値の上昇を抑えられるので、肥満防止にも役立つのです。
これが、積極的に食べていいとしている理由になっています。
これまでのダイエットの常識とはかけ離れた部分ですが、無理せず進められるポイントにもなるでしょう。

三番目に牛や豚肉が来ます。
糖質制限ダイエットなどでおなじみですが、食べるのは月に数回程度とかなり限定的です。
そのかわり、魚介類を多く食べていいとしています。
これも地中海式ダイエットの大きな特徴です。
EPAが重要なポイントで、血中コレステロールを下げてくれます。
結果として、血圧を安定させてくれ、脂肪の燃焼を高めてくれるのです。
下から三番目なのにもかかわらず、積極的に食べてもいい理由が見えてくるでしょう。

四番目は卵です。
日本人は生で食べる習慣がありますが、海外はそこまで新鮮なものではありません。
摂取量としては、1週間に3~4個以内に収め、お菓子やデザートなども控える一方でビタミンが豊富な果物を毎日食べるように指導しています。
この際に甘いものとしてはちみつを砂糖に変わって摂取することが求められます。
ダイエットでは、甘いものが禁忌されるのは当然と考えますが、摂取方法によっては問題がないこともわかるでしょう。
ただし、ルールはしっかりと守るのが地中海ダイエットで重要なポイントです。

プロフィール

みなさん、こんにちは。
たまいです。

接骨院の院長をしながら、プロの格闘技家もしています。
かなり少ない女性の接骨院の院長として群馬県の館林市で活動しておりますが、学生時代はソフトボールの選手でした。
その経験を生かして、女性目線を含め、トレーニングに関する情報発信をしていこうと考えおります。
ほかにはない質の高いトレーニングや知識をご紹介していきますので、末永くよろしくお願いいたします。